はじめに / NMOとは / 原因 / アクアポリン4 / MSとの鑑別
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視神経脊髄炎は英語で「Neuromyelitis Optica」といい、その頭文字から「NMO(えぬえむおー)」と呼ばれます。デビック病といわれることもあります。中枢神経系(脳・脊髄・視神経)の病気です。
中枢神経系の神経細胞は、アストロサイトという細胞に支えられています。アストロサイトは神経細胞を固定し、また、神経細胞にとって必要な物質を供給しています。またアストロサイトは、血管表面に「足突起(そくとっき)」で接して、悪い物質が神経組織に入らないようにする血液脳関門を形成しています。
2011年現在NMOは「アストロサイトの足突起に豊富に存在するアクアポリン4(AQP4)というタンパク質を、自分自身で攻撃してしまうことで発症する」という説が最も有力です。
AQP4が攻撃されるとそこに炎症が起き、炎症はアストロサイトを細胞死に至らせながら拡大し、周辺の組織まで破壊していきます。その結果神経細胞が死んでしまったり、神経伝導が上手くいかなくなったりして様々な症状が出てくるのです。
炎症によって組織が破壊された部分を病巣(びょうそう)または病変(びょうへん)といいます。NMOでは、放置されると、中枢神経系内のあちこちで、繰り返し炎症が起こりやすいのが特徴です。
炎症が強く起きている時のことを、急性期または再発といい、炎症が治まっている時のことを寛解期(かんかいき)といいます。