このホームページでは「多発性硬化症(Multiple Sclerosis; MS)」の情報を提供しています。

治験情報

現在日本で、全国的に、参加者を募集している治験は次のとおりです。
細かく定められた参加条件があるので、参加を希望する場合は、主治医にご相談ください。

その際、下記の利点・欠点を確認し、一方で、すでにMSに対して保険適用されている薬についても相談してください。
現在、治療を受けている場合は特に、その効果とマイナス面を認識しましょう。

また治験についても、情報が更新されることがあります。
治験参加中でも、最新の情報を、主治医あるいは治験コーディネーターに確認するようにしてください。


治験に参加する利点

  • 新薬をいち早く使うことができる
  • 既存薬にない治療効果が期待できる
  • 普段よりも綿密な診察・検査が受けられる
  • 待ち時間や診察時間が特別に配慮される
  • 治療費の負担が少なく、協力費や交通費がもらえる
  • 医学の進歩に貢献できる

治験に参加する欠点

  • 偽薬に当たる可能性がある(治験期間終了後は実薬を使うことができる)
  • 実薬であっても有効である保障はない
  • 併用禁止の薬剤を中止する必要がある
  • 未経験の副作用の可能性が既存薬より高い
  • 頻回の検査・診察を要求される

 


そのほか国内で治験中の薬剤

トシリズマブ

試験簡略名 視神経脊髄炎(NMO)におけるトシリズマブの有効性
海外使用経験 なし
責任研究者 山村 隆(国立精神・神経医療研究センター神経研究所 免疫研究部)
目的 通常治療が効かない・あるいは副作用のために通常治療の継続が困難なNMOに対する抗インターロイキン6受容体抗体(トシリズマブ)投与の臨床的有効性・安全性を判定するため
治験方法 オープン試験(偽薬なし)
対象 通常の治療が効かない・あるいは副作用のために通常の治療の継続が困難な、20〜65歳のNMO
人数 3人
投与方法 体重1kgあたり8mgのトシリズマブを点滴
投与期間 4週間に1回点滴し、6ヶ月間続ける
治験実施地域 東京都小平市
予定試験期間 実施中
問い合わせ先 山村 隆(国立精神・神経医療研究センター神経研究所 免疫研究部)
Email: yamamura@ncnp.go.jp

ナタリズマブ(海外の商品名:タイサブリ)

… 一部の施設で現在、臨床試験中

 


募集が終了した治験

Copolymer1

募集人数への到達が見込めず、募集終了(2011年9月現在)

フィンゴリモド塩酸塩(FTY720)

→承認申請提出(2010年12月)→承認了承(2011年8月)→承認(2011年9月26日)

ノバルティスファーマ・プレスリリースへ(ジレニア)
田辺三菱製薬・ブレスリリースへ(イムセラ)
 ※発売まで2ヶ月程度が見込まれます。

免疫グロブリン静注療法

…有効性が証明されず、治験終了(2011年6月現在)

ONO-4641

…治験中(2011年4月現在)