検査と診断|MSキャビン(多発性硬化症 視神経脊髄炎)

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NMOSDのあらまし

- 検査と診断

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神経内科の診察と「血液」「MRI」「髄液」「眼科」検査

 

NMOSDを単独で確定診断できる検査はありません。現在と過去の症状について詳しく問診し、神経の反射や筋力・動作の具合などを調べると共に、「血液検査」「MRI検査」「髄液検査」「眼科検査」をしていきます。

 

抗AQP4抗体の有無を調べる血液検査

 

nmo07.pngNMOSDの診断において血液検査は必須です。血液中に抗AQP4抗体があるかどうかを調べます。測定方法によって陽性率が違いますが、60~90%のNMOSDで抗体は陽性です。

 

抗AQP4抗体は、測定方法のほか治療の影響で陰性になることもあります。たとえばステロイド薬や免疫抑制剤などの免疫を抑える治療をした後は、陰性の結果が出ることがあります。その場合は、薬の用量が少なくなった時、あるいは再発した時などに再度測定する必要があるでしょう。

 

またNMOSDでは別の病気の自己抗体も血液中に認められることが多いため、抗AQP4抗体以外の自己抗体の有無も調べます。

 

病巣の大きさや分布がわかるMRI検査

 

nmo11.pngMRI検査では病巣の大きさや分布がよくわかります。病巣は「T2強調画像」という撮り方で白く写ります。

 

MRIは精度が高い検査なので、活動中の病巣だけではなく、なごりとなっている過去の病巣も写し出します。そこで、今の病巣を区別するために造影剤を使います。造影剤を注射して検査すると、その時点で活動している病巣が濃くなって写ります。

 


NMOSDでは脊髄MRIで、脊椎の3椎体(ついたい)以上の縦に長い病巣が見られることが多いです。また輪切りにした脊髄MRIではたいてい、脊髄の灰白質を中心に病巣があります。

 

病名は「視神経脊髄炎」ですが、NMOSDでは脳に病巣ができることもあります。中にはNMOSDに比較的特徴的な脳病巣もあります。

 

MRIはとても重要な検査ですが、全ての病巣を写し出せるわけではありません。また、症状とMRIの病巣が一致しないこともあります。

 

脳脊髄内の炎症がわかる髄液検査

 

脳と脊髄の周りには「脳脊髄液」が流れています。これを採取して調べるのが髄液検査です。

 

髄液は、腰椎穿刺(ようついせんしと読み、ルンバールともいいます)という方法で、背中から背骨の間に針を刺して抜き取ります。針を刺す間はじっとしている必要があります。終わった後も数時間、安静にしていてください。

 

NMOSDでは、髄液細胞数の増加や(時に50個/mm3以上)、髄液タンパク質の増加がよく観察されます。MSでよくみられる「オリゴクロナールIgGバンド」は通常、陰性です。

 

視神経の具合を調べる眼科検査

 

NMOSDは視神経に炎症が起きることが多い病気です。自覚症状に変化がなくても、眼科で定期的に検査を受けるようにしてください。

中心フリッカー値(CFF)の測定 筒をのぞき込んで光の点滅を見ます。検査では点滅の速度を変えていき、それがわからなくなる時点と、わかりはじめる時点を調べます。視神経の障害が手軽にわかり、NMOSDには重要な検査です。
視覚誘発電位(VEP) 視覚情報が、どのくらいのスピードと、どのくらいの強さで、脳に伝わるかを調べる検査です。頭に小さな電極を付けて、白黒が反転するテレビ画面、または点滅する光を見つめます。
視野検査 機器に顎を乗せて中心にある印を見つめ、まわりに点滅する光が見える範囲を調べます。

 

新しい診断基準は2015年に提唱

 

最もよく使われているNMOSDの診断基準は2015年に提唱されました。この診断基準では抗AQP4抗体が陰性でも条件を満たせばNMOSDと診断できるなど、従来の基準よりも現実に即して細かくなっています。

 

しかしNMOSDの診断は時に難しく、しばらく経過をみる必要があるなど、診断には時間がかかることもあります。

 



tori専門分野は「神経免疫」

 

診療科で言うとNMOSDは「神経内科」に分類されます。神経内科の中にも認知症や脳血管障害などいくつかの専門分野がありますが、NMOSDの専門分野は「神経免疫」です。

 


 

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