新型コロナウイルス感染症とMS/NMOSD、MOG-EM(5/6更新)|MSキャビン(多発性硬化症 視神経脊髄炎)

MS CABIN

多発性硬化症(Multiple Sclerosis; MS)と視神経脊髄炎(Neuromyelitis Optica Spectrum Disorders; NMOSD)の情報を提供しています。
独立性を強く守るため製薬企業からは寄附をいただいていません。

トップページ
MSのこと
すぐわかるMS
MSのあらまし
MSの治療薬
インターフェロン・ベータ1a(アポネックス)
インターフェロン・ベータ1b(ベタフェロン)
グラチマー酢酸塩(コパキソン)
フィンゴリモド(イムセラ、ジレニア)
ナタリズマブ(タイサブリ)
フマル酸ジメチル(テクフィデラ)
NMOSDのこと
すぐわかるNMO
NMOSDのあらまし
お知らせ
ニュース
セミナー・講演会
発行物のご案内
薬について
インフォメーション
団体概要
利用注意事項
個人情報の取扱い
リンク集
患者会
お問い合わせ
ブログ
スタッフブログ
ご寄付について
ms cabin twitter
ms cabin facebook
ms cabin instagram
QRコード

携帯サイトはQRコード、または
https://www.mscabin.org/
でアクセスできます。

SSL GMOグローバルサインのサイトシール

トップページ > お知らせ~ニュース > 新型コロナウイルス感染症とMS/NMOSD、MOG-EM(5/6更新)

ニュース

新型コロナウイルス感染症とMS/NMOSD、MOG-EM(5/6更新)

連日、新型コロナウイルス感染症の報道が続いていて、多発性硬化症(MS)と視神経脊髄炎(NMOSD)、抗MOG抗体関連疾患(MOG-EM)の患者さんとご家族は特に不安な日が続いていることと思います。

 

聞き飽きたかもしれませんが、一般的な感染症対策と健康管理に気をつけてください。手洗いや手指消毒用アルコールによる消毒、混雑した場所を避ける、十分な睡眠などです。
厚生労働省「新型コロナウイルスに関するQ&A(一般の方向け)」
東北医科薬科大学病院「新型コロナウイルス感染症 ~市民向け感染予防ハンドブック」

 

更新:
2020年5月20日 …新型コロナ 相談・受診の目安(中ほど)
2020年5月8日 …難病の医療費助成の有効期間1年延長(最下部)
2020年5月6日 …NMOSD患者さんに対する対策(中ほど)
2020年3月14日 …MS疾患修飾薬(中ほど)
2020年3月11日 …英国MS協会の見解(中ほど)
2020年3月2日 …処方箋ファックス(下部)
2020年2月29日 …新規公開

 

サイト内関連情報:
外出自粛と通院について
多発性硬化症国際連合が発表した声明
布マスク配布

 

 


 

 

真偽不明の情報・詐欺メールに注意

 

お湯を飲めばウイルスが殺傷されるとか、生姜やニンニクをたくさん食べると良いなどといった情報が出回りましたが、そういった方法には科学的な裏付けがありません。冷静に対応してください。

 

また新型コロナウイルスに関連した詐欺メールも出回っています。知らない送信元からメールが届いた場合、文中にあるリンクや添付ファイルはクリックしないよう注意してください。

 

 

 

現時点では、MS/NMOSD、MOG-EMであること自体が新型コロナウイルスにかかりやすいといった科学的根拠はない。

 

MS/NMOSD、MOG-EMは自分の体の細胞を外敵と見なして攻撃してしまう「自己免疫疾患」だと考えられています。免疫が関わる病気だけに新型コロナウイルスにかかりやすいのではと不安になるかもしれません。

 

けれども現時点では、MS/NMOSD、MOG-EMであること自体が新型コロナウイルスにかかりやすいといった科学的根拠はありません。

 

 

 

現時点ではMS/NMOSD、MOG-EMであること自体が新型コロナウイルス感染症の重症化のリスクになるとはいえない。

 

新型コロナウイルス感染症が重症化するリスクとして「高齢者や持病のある人」が挙げられています。MS/NMOSD、MOG-EMの方々は、ご自身が「持病のある人」に当たるのではないかと心配されていることと思います。

 

2月24日時点での報告によると、新型コロナウイルス感染症の全体の致死率は2.3%で、最もリスクが高いのが80歳以上の高齢者で致死率14.8%、その他、心疾患10.5%、糖尿病7.3%、慢性呼吸器疾患6%、高血圧6%、癌6%などとなっていて、持病のない人の致死率は1%です。
TheScientist「Why Some COVID-19 Cases Are Worse than Others」(英語)

 

新型コロナウイルスは文字通り新しいウイルスで、重症化する人の特徴は十分に解明されておらず、これからどうなっていくかわからないというのが大前提です。ただ少なくともこの時点の報告からすると、MS/NMOSD、MOG-EMであること自体が新型コロナウイルス感染症の重症化のリスクになるとはいえません。

 

ただ、MS/NMOSD、MOG-EMの発症・再発のきっかけのひとつとして感染症が挙げられています。新型コロナウイルスも感染症ですから、風邪やインフルエンザと同じように、感染することで病気が再発する可能性はあります。感染症予防に努めてください。

 

 

 

ステロイド薬や免疫抑制薬で治療中の場合は早めに対応を

 

NMOSDやMOG-EMでは副腎皮質ステロイド薬(プレドニン®、プレドニゾロン®、メドロール®、デカドロン®など)や免疫抑制薬(イムラン® 、アザニン®、プログラフ®、ネオーラル®、セルセプト®など)を服用している人が多いと思います。

 

厚生労働省は、新型コロナウイルス感染症の相談・受診の目安として条件を公表しています。
厚生労働省「新型コロナウイルス感染症についての相談・受診の目安」

 

わかりやすい図説はコチラ
産経新聞「新型コロナウイルス  相談・受診の目安」

 

ステロイド薬に関しては明記されていませんが、日本神経学会によると「免疫抑制剤や抗がん剤などを用いている方」に当てはまるものと考えて良いようです。

 

だからといって自己判断で薬を減らしたり止めたりしないでください。病気が再発してしまう恐れがあります。薬の調整は必ず主治医にご相談ください。

 

急性増悪期の治療については私たちの見解になりますが、ステロイドパルス療法については、治療後1ヶ月程度は「免疫抑制剤や抗がん剤などを用いている方」と同じように免疫機能が低下していると考えて良いかと思います。血漿浄化療法については免疫機能が回復する期間の想定が難しいのですが、少なくとも治療後2〜4週間程度は注意が必要だと思われます。

 

 

 

MSの疾患修飾薬について

 

MSの疾患修飾薬について、私たちの見解と英国MS協会の見解を掲載していましたが、国際MS連合より統一された見解が出されたので、混乱を避けるため削除しました。
→「多発性硬化症国際連合が発表した声明

 

 

 

NMOSD患者さんに対する対策について

 

NMOSD患者さんに対する対策について、米国ガシー・ジャクソン財団からまとめられています。日本語訳もあります。日の丸のアイコン(Download in Japanese)をクリックしてください。
The Guthy-Jackson Charitable Foundation「NMOSD and the COVID-19 Pandemic FAQs

 

※卵の摂取を控えるようにとありますが、日本の鶏卵は海外に比べると非常に衛生的ですので、日本ではあまり気にせず摂取して下さい。(中島一郎先生 / 東北医科薬科大)

 

 

 

医療機関に行かずに電話診療してもらえる

 

詳細はこちらをご覧ください。
→「新型コロナウイルス感染症(外出自粛と通院について)

 

 

 

難病の医療費助成の有効期間1年延長

 

令和2年3月1日から令和3年2月28日までの間に有効期間が満了する方は、有効期間が自動的に1年間延長されます。診断書の取得は不要です。
厚生労働省「医療費助成の有効期間を自動で1年延長」

 

 

またお知らせできることがあったら追加・修正していきます。

 

みんなでがんばってこの時期を乗り越えていきましょう。

 

MSキャビン編集委員一同
大橋高志(東京女子医大八千代医療センター)
越智博文(愛媛大学大学院医学系研究科)
近藤誉之(関西医科大学総合医療センター)
中島一郎(東北医科薬科大学病院神経内科)
新野正明(北海道医療センター)
宮本勝一(近畿大学医学部)
横山和正(順天堂大学医学部)
中田郷子(MSキャビン)

 

 

2020.5.20

月別アーカイブ
特定非営利活動法人MSキャビン

このサイトは、日本インターネット医療協議会(JIMA)の
トラストプログラムに参加しています。
マークをクリックすると、サイトの認証情報が確認できます。

トップへ

Copyright (C) MS Cabin All Rights reserved.