多発性硬化症(Multiple Sclerosis; MS)と視神経脊髄炎(Neuromyelitis Optica Spectrum Disorders; NMOSD)の情報を提供しています。
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大阪講演会
MS/NMO医療講演会を開催しました。
会場は関西医科大学総合医療センターです。
司会は近藤誉之先生(関西医科大学総合医療センター)です。
キャビン代表から開催の挨拶です。MSキャビンの在り方について話をさせて頂きました。
まずは「多発性硬化症のあらまし」の演題で岡田洋一郎先生(京都大学大学院)のご講演でした。
次に「視神経脊髄炎」の演題で藤井ちひろ先生(京都府立大医科大学病院)のご講演でした。NMOがわからなかった頃はMSと同じ治療もされてきたが、全く違う病気なので治療も違うと学びました。的確な治療のためにも診断が重要だと学びました。
そして「多発性硬化症診断の問題点と治療選択」の演題で端 祐一郎先生(京都大学大学院】のご講演です。「MSらしさ」「レッドフラッグ(警告サイン)」について教えてもらいました。髄液所見でも「らしさ」と「レッドフラッグ」が現れることがあると学びました。
「指定難病の制度」の演題で中村正孝先生(関西医科大学総合医療センター)のご講演です。平成27年よりスタートした新しい制度について教えてもらいました。重症度基準に満たなくても、治療費が高額で長期の治療が必要であれば助成が受けられると教えてもらいました。
最後は「中枢神経脱随疾患の診療と問題点」の演題で越智博文先生(愛媛大学大学院)のご講演でした。
脱髄を起こす病気は多く、様々な病理の写真も示していただきました。所見も大事だが、けっして病理で診断しない、患者さんをよく診ることだと教えてもらいました。新薬だから、使い方がラクだからと奨める先生より、治療を適切に見極められる主治医選びを薦められました。
最後は時間の許す限りの個別の医療相談会でした。4つのグループに分かれて、植木秀伍先生(関西医科大学総合医療センター)も加わりました。
個別相談に同席してくださった植木秀伍先生。
会場への最寄り駅は京阪電車「滝井」。初めて降りました。レトロ感満載の駅は好きであります。
初めての会場はプロジェクターの設定に慣れません。
参加者の方もお手伝いくださり、ようやくつながりました。
ほかの診療科の先生方も駆けつけてくださいました。
立ったままでの反省会であります。
愛媛からお越しの越智先生と打ち合わせであります。
帰路につく頃は夕暮れ時であります。
ホームから見えた赤いネオンの「玉出」さんは、パチンコ屋さんではありません、スーパーさんでありました。
2017.1.22
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