ワクチンとMS、NMOSD、MOGADの薬|MSキャビン(多発性硬化症 視神経脊髄炎)

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トップページ > お知らせ~薬について > ワクチンとMS、NMOSD、MOGADの薬

薬について

ワクチンとMS、NMOSD、MOGADの薬

多発性硬化症(MS)、視神経脊髄炎(NMOSD)、MOG抗体関連疾患(MOGAD)で使われる薬とワクチンについてご質問が多く、下記にまとめました。(2021/08/24 公開)

多発性硬化症(MS)

 

ベタフェロン®(インターフェロン・ベータ1b)

ベタフェロン®の治療中でもワクチンは受けられます。コロナワクチンの接種時期は気にしなくて構いません。コロナワクチンの副反応で具合が悪い場合は、注射日をずらしても構いません。

 

アボネックス®(インターフェロン・ベータ1a)

アボネックス®の治療中でもワクチンは受けられます。コロナワクチンの接種時期は気にしなくて構いません。コロナワクチンの副反応で具合が悪い場合は、注射日をずらしても構いません。

 

イムセラ®、ジレニア®(フィンゴリモド塩酸塩)

イムセラ®、ジレニア®の治療中はインフルエンザワクチンなどの不活化ワクチンと、またコロナワクチンは受けられます。コロナワクチンについては、すでにイムセラ®、ジレニア®を服用中の場合はワクチンの接種時期については気にしなくて構いません。イムセラ®、ジレニア®を新規で始める場合は、服用開始2〜4週間前までにコロナワクチンの接種を終えておくことが望ましいとされています。イムセラ®、ジレニア®の治療中は生ワクチンの接種は受けられません。

 

タイサブリ®(ナタリズマブ)

タイサブリ®の治療中でもワクチンは受けられます。コロナワクチンの接種時期は気にしなくて構いません。

 

コパキソン®(グラチラマー酢酸塩)

コパキソン®の治療中でもワクチンは受けられます。コロナワクチンの接種時期は気にしなくて構いません。

 

テクフィデラ®(フマル酸ジメチル)

テクフィデラ®の治療中でもワクチンは受けられます。コロナワクチンの接種時期は気にしなくて構いません。

 

メーゼント®(シポニモドフマル酸)

メーゼント®の治療中はインフルエンザワクチンなどの不活化ワクチンやコロナワクチンは受けられます。コロナワクチンについては、すでにメーゼント®を服用中の場合はワクチンの接種時期については気にしなくて構いません。メーゼント®を新規で始める場合は、服用開始2〜4週間前までにコロナワクチンの接種を終えておくことが望ましいとされています。メーゼント®の治療中は生ワクチンの接種は受けられません。

 

ケシンプタ®(オファツムマブ)

ケシンプタ®の治療中は、インフルエンザワクチンなどの不活化ワクチンやコロナワクチンは受けられますが、ワクチンの効果が十分に得られないかもしれません。
コロナワクチンについては、すでにケシンプタ®を使用中の場合は、ワクチンの接種時期はケシンプタ®投与日から離すことが勧められています。しかし現実的には、希望通りにワクチン接種の予約が入れられないことや、またファイザーのワクチンだと3週間後に2回目の接種をする必要があり、2回のワクチンのうちどちらかはケシンプタ®の投与日と近くなってしまいます。ワクチンの接種日を優先し、必要に応じてケシンプタ®の投与日をずらしてください。ケシンプタを新規で始める場合は極力、ケシンプタ®の投与4週間前にコロナワクチンを済ませておくことが勧められています。ケシンプタ®の治療中は、生ワクチンの接種はB細胞数が回復するまでは接種しないほうがよいとされています。

 

視神経脊髄炎(NMOSD)

 

ソリリス®(エクリズマブ)

ソリリス®の治療中でもワクチンは受けられます。コロナワクチンの接種時期については、気にしなくて構いません。

 

エンスプリング®(サトラリズマブ)

エンスプリング®の治療中はインフルエンザワクチンなどの不活化ワクチンやコロナワクチンは受けられます。コロナワクチンについては、ワクチンの接種時期はエンスプリングの投与3週後くらい(次の投与の1週前)に接種を受けることが勧められています。しかし現実的には希望通りにワクチン接種の予約が入れられないことや、またファイザーのワクチンだと3週間後に2回目の接種をする必要があり、2回のワクチンのうちどちらかはエンスプリング®の投与日と近くなってしまいます。ワクチンの接種を優先し、必要に応じてエンスプリング®の投与日をずらしてください。エンスプリング®の治療中は生ワクチンの接種は受けられません。

 

ユプリズナ®(イネビリズマブ)

ユプリズナ®の治療中は、インフルエンザワクチンなどの不活化ワクチンやコロナワクチンは受けられますが、ワクチンの効果が十分に得られないかもしれません。
コロナワクチンについては、すでにユプリズナ®を使用中の場合は、ワクチンの接種時期はユプリズナの投与から12週以降に接種することが勧められています。ユプリズナ®を新規で始める場合は、治療開始4週間以上前までにワクチンの接種を終えておくとされています。ユプリズナ®の治療中は、生ワクチンの接種はB細胞数が回復するまでは接種しないほうがよいとされています。

 

3疾患共通

 

経口ステロイド薬、免疫抑制薬

ステロイド薬や免疫抑制薬を服用中の場合はコロナワクチンの接種時期は気にしなくて構いませんが、抗体産生に影響がある可能性があります。ステロイド薬や免疫抑制薬を服用中は生ワクチンの接種は受けられません。

 

参考:
・日本神経学会「COVID-19 ワクチンに関する日本神経学会の見解(外部リンク)
・各薬剤の添付文書

 

 


 

MSの方の場合(コロナワクチン)

 

MSの患者さんには世界的にワクチンの接種が勧められていますが、実際の接種については、個々の患者さんの背景を考慮して判断されています。ワクチンを打っても大丈夫か、またその安全性については、主治医にも誰にも答えは出せません。ワクチンのリスク(ワクチンそのもののリスクやMSの再発リスク)とコロナにかかって重症化するリスクや、デルタ株・ラムダ株の今後の広がりも含めてご検討ください。

 

NMOSD、MOGADの方の場合(コロナワクチン)

 

NMOSDとMOGADの患者さんにワクチンの接種は禁止されていませんが、もしかすると再発の可能性は高くなるかもしれません(現時点での推測です)。過去にワクチン接種によって発症/再発した経験がある場合は注意が必要です。
ワクチンを打っても大丈夫か、またその安全性については、主治医にも誰にも答えは出せません。ワクチンのリスク(ワクチンそのもののリスクやNMOSD/MOGADの再発リスク)とコロナにかかって重症化するリスクや、デルタ株・ラムダ株の今後の広がりも含めてご検討ください。

 

 

こちらも参考にしてください。
→「新型コロナウイルス感染症とMS、NMOSD、MOGAD

 

2021.8.24

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