病気の起こり方|MSキャビン(多発性硬化症 視神経脊髄炎)

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MSのあらまし

- 病気の起こり方

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神経線維を絶縁する「ミエリン」が壊されます

 

ms02

神経系の情報は電気信号でやりとりされています。中枢神経系の 神経線維 しんけいせんい は、電線コードがビニールの絶縁体で覆われているように「ミエリン」というカバーで覆われています。

 

02MSは、このミエリンのあちこちが繰り返し壊れてしまうことによって起こります。ミエリンが壊れるとその部分の信号が上手く伝わらなくなり、様々な神経症状が出てきます。

 

ミエリンは日本語で「髄鞘 ずいしょう 」といい、この髄鞘が壊れて脱落するため、この現象を「脱髄 だつずい 」といいます。脱落した部分を「病巣 びょうそう 」または「病変 びょうへん 」といいます。

 

ミエリンを壊しているのは自分の免疫

 

人間の体は「免疫系めんえきけい」によって細菌やウイルスなどの外敵から守られています。免疫系には数百万から数千万、あるいはそれ以上の数の細胞があり、ネットワークを組んで働いています。

 

この免疫系に何らかの異常が起こり、自分の体の細胞を外敵と見なして攻撃してしまう病気があります。このような病気を総称して「自己免疫疾患 じこめんえきしっかん」といいます。

 

MSもこの自己免疫疾患と考えられています。ミエリンを標的として、繰り返しあちこち攻撃してしまうことによって起こります。

 

発症にはいくつかの要因が関与

 

ms02aMSの原因はわかりませんが、発症にはいくつかの要因が関与していると考えられています。

 

まずは遺伝的素因です。MSでは特定の遺伝子の異常は認められていません。しかし血縁者にMSの人がいると少し発症率が高くなっています。このことから、発症には遺伝的な素因が関与している可能性がうかがえます。

 

そして環境因子です。MSの発症に関連がありそうなものとして、日照時間、紫外線、ビタミンD、ウイルス感染、喫煙などが挙げられています。

 

 



toriなぜ「多発性硬化症」なのか?04

 

病名「多発性硬化症」の「多発」は、病巣があちこちに繰り返しできることによります。そして病巣は後に硬くなります。そこから「硬化症」という病名が付きました。手足や身体が硬くなるわけではありません。

 


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