中外製薬は2026年7月31日、エンスプリング®(一般名:サトラリズマブ)について、「MOG抗体関連疾患(MOGAD)の再発予防」の適応を追加する申請を、厚生労働省に行いました。
MOGADは、自分の体の免疫が誤って神経を攻撃してしまう病気です。視神経や脊髄などに炎症が起こり、再発を繰り返すと、見えにくさや手足の動きにくさが残ることがあります。
再発予防のためには、グルココルチコイド(ステロイド)や経口免疫抑制剤が使われることが多いですが、これらを含めて今のところ、日本ではMOGADの再発予防を目的として正式に承認された薬がありません。
エンスプリング®とは?
エンスプリング®は、体の中の「IL-6」という炎症を引き起こす物質の働きを抑える薬です。すでに視神経脊髄炎(NMOSD)では、再発を防ぐ薬として使われています。
MOGADでも、同じようにIL-6が炎症に関わっていると考えられており、効果が期待されています。投与は皮下注射で、最初は2週間おきに3回、その後は4週間に1回のペースが基本です。
エンスプリング®の詳細はこちらをご覧ください。
→エンスプリング®
今回の申請の根拠
国際的な臨床試験(METEOROID試験)では、エンスプリング®を使った人の方が、使わなかった人に比べて再発のリスクが約68%低かったと報告されています。48週間で再発しなかった人の割合は、エンスプリング®を使ったグループで87%、使わなかったグループで67%でした。
この試験では、薬を使うグループと使わないグループに分かれた時点で、すでにステロイドや免疫抑制剤による再発予防治療を受けていた患者さんは、その既存の治療を継続しながら参加することが認められていました。
大切な注意点
今はまだ「申請した」段階です。承認されるまでには審査が必要で、いつ使えるようになるかは決まっていません。
この記事は、公開されている情報をもとに、患者さんやご家族に「今、こんな動きがある」とお伝えするものです。治療のことは、必ず主治医の先生とご相談ください。
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- Grok 4.5[SpaceXAI]:検索・草稿
2026年08月15日(新規公開)
監修:MSキャビン編集委員
出典:MSキャビン「エンスプリング®、MOGADの再発予防で適応拡大を申請(承認前)」
URL:https://www.mscabin.org/news/enspryng-mogad/
(新規公開:2026年08月15日)






