視神経脊髄炎(NMOSD)

代替・補完療法

必ず主治医に相談を

近代医学に代わる形の療法を「代替(だいたい)療法」、補足する形の療法を「補完療法」といい、これらを合わせて「代替・補完療法」といいます。具体的には、はり療法、指圧療法、マッサージ、ヨガ、瞑想、気功、リフレクソロジー、食事療法、サプリメントの服用などが考えられます。

NMOSDではこうした代替・補完療法をしている人がいます。しかし中には効果が疑わしい療法に、多額のお金をつぎ込んでしまうだけの人もいます。だまされたり、つけ込まれたりすることのないよう、代替・補完療法を始める前には十分に下調べをし、必ず主治医に相談してください。

症状や薬剤の副作用を軽減させるため、また健康を期待して漢方薬を服用することもあります。ただ、漢方薬にも副作用があり、併用が禁止されている薬剤もあるため、服用前には必ず主治医に相談してください。

免疫に対する効果がうたわれているもの

「免疫改善やケア」などと免疫に対する効果がうたわれているサプリメントや物品が市場にあふれています。しかし免疫のしくみは複雑で、NMOSDにどう影響するか分かりません。おそらく問題なさそうではありますが、摂取し続けることで何がどう作用するかは分かりません。一方で明らかに健康になれるという保証もありません。始めたい場合は必ず主治医に伝えてからにしてください。

コンビニやスーパーで手軽に買えるヨーグルトや乳酸菌飲料などは、適度な量であれば摂取しても問題ありません。
(2024/08/17更新)