多発性硬化症(MS)の治療では、再発や病気の進行を抑える「疾患修飾薬(DMD)」が中心的な役割を担います。
このページでは、日本で承認されている8種類の疾患修飾薬を、日本での承認時期が新しい順に一覧で紹介しています。
各薬剤の詳細ページでは、作用・投与方法・副作用・使用時の注意点・費用などを確認できます。
- ケシンプタ®(オファツムマブ)
皮下注射・4週に1回 →詳細 - メーゼント®(シポニモド)
飲み薬・1日1回 →詳細 - テクフィデラ®(フマル酸ジメチル)
飲み薬・1日2回 →詳細 - コパキソン®(グラチラマー酢酸塩)
皮下注射・1日に1回 →詳細 - タイサブリ®(ナタリズマブ)
点滴・4週に1回(添付文書上) →詳細 - イムセラ®/ジレニア®(フィンゴリモド)
飲み薬・1日1回 →詳細 - アボネックス®(インターフェロン・ベータ1a)
筋肉注射・1週間に1回 →詳細 - ベタフェロン®(インターフェロン・ベータ1b)
皮下注射・2日に1回 →詳細
再発寛解型MSに対する治療薬の効果の違い
この分類は、臨床試験の結果や実際の診療経験などを参考にしたおおまかな目安であり、個々の患者さんの効果を示すものではありません。
| 効果が高い | ケシンプタ®、タイサブリ® |
| 効果が中くらい | テクフィデラ®、イムセラ®/ジレニア® |
| 効果が低い | コパキソン®、アボネックス®、ベタフェロン® |
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