講演「MS、NMOSD、MOGADの性機能障害(対談)」
公開:2025/12/27|視聴:15分

多発性硬化症(MS)・視神経脊髄炎(NMOSD)・MOG抗体関連疾患(MOGAD)と性機能障害について、専門家と患者が対談しています。
こんな方に向いています
- MS・NMOSD・MOGADで起こり得る性機能障害を知りたい
- 患者さんの悩みを知りたい
- どのような対処法があるのかを知りたい
内容解説
この動画では、MS・NMOSD・MOGADと性機能障害について、患者さんから寄せられた悩みをもとに、専門医と患者が対談しています。
まず、「性行為で骨折する?」という質問に対して、ステロイドパルス療法と骨折リスクについて話題にしています。
ステロイドを繰り返し使うと骨が弱くなる可能性はありますが、「性行為で骨折した」という報告はほとんどなく、過度に恐れる必要はないと話しています。
ただし心配な場合は、骨密度を実際に測定して評価することが大切だと述べています。
測定部位としては、大腿骨の頸部や背骨が一般的で、結果を踏まえて体位や体重のかかり方に配慮するなど、無理のない工夫とパートナー間の思いやりが重要だと話しています。
次に、性欲や勃起障害、排尿障害といった問題についても触れられています。
性機能の悩みは、病気そのものの影響、加齢、心理的な要因、使用している薬の影響などが複雑に関係します。
バイアグラ®が合わない場合でも、他の治療選択肢や対応策があり、排尿のタイミング調整や薬の工夫で改善することもあります。
また、性に対する考え方は人それぞれで、「何を大切にしたいか」は本人とパートナーの価値観によって異なります。
悩んでいること自体が大切なサインであり、可能であれば主治医に相談することが勧められています。
性の問題は語られにくいテーマですが、知ること・話すことが、将来の選択肢を広げる第一歩になると、この動画は伝えています。
主なトピック
- パルスの影響で骨折しない?
- 性に関することはあまり考えないほうがいい?
- 免疫抑制剤・ステロイドは性機能に影響する?
- 抗うつ薬は性機能に影響する?
- 主治医に伝えられる? 診療費は?
- 勃起不全はMSのせい?
出演
- 近藤誉之先生(関西医科大学総合医療センター)
- 中田郷子(MSキャビン)
講演「MS、NMOSD、MOGADの性機能障害」
公開:2025/09/13|視聴:23分半

多発性硬化症(MS)・視神経脊髄炎(NMOSD)・MOG抗体関連疾患(MOGAD)と性機能障害について、専門家が解説しています。
こんな方に向いています
- MS・NMOSD・MOGADで起こり得る性機能障害を知りたい
- 患者さんの実際をつかみたい
- どのような対処法があるのかを知りたい
内容解説
この動画は、2025年3月5日に生配信した「MS・NMOSD・MOGADと性機能障害」の講演部分を、約23分半に編集したものです。キャビンでこのテーマを正面から取り上げるのは今回が初めて。
実際には悩んでいる方が少なくないかもしれませんが、診察室ではなかなか口にしづらいテーマです。
そこで複数の脳神経内科の先生方、産婦人科の先生、助産師さんが集まり、この課題にどう向き合い、どんな支援ができるのかを探るプロジェクトを立ち上げました。本セミナーはその一環として開催し、患者さんが抱えるリアルな困りごとや医療現場の現状について率直に語っています。
主なトピック
- 性機能障害の頻度や種類
- 患者さんへの聴き取り結果
- 診察のあり方
- 今後の課題
出演
- 近藤誉之先生(関西医科大学総合医療センター)
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