「MOG抗体が陽性です」と言われても、MOGが何なのか、抗体が見つかるとはどういうことなのか、すぐにはわからないのではないでしょうか。
ここでは、MOG抗体がMOG抗体関連疾患(MOGAD:モガッド)でどう関わっているのか、検査結果をどう考えるのかを説明します。
MOG抗体って、どんなもの?
脳や脊髄、視神経の神経は、「ミエリン(髄鞘・ずいしょう)」というカバーに包まれています。ミエリンは、神経の信号をすばやく正確に伝える役割があります。

MOGは「ミエリンオリゴデンドロサイト糖タンパク」というタンパク質で、ミエリンの表面にあります。
MOGADでは、なぜか自分の免疫がMOGを「異物」と間違えて認識し、MOGにくっつく「MOG抗体」を作ってしまいます。
MOG抗体がMOGに結合すると、何が起こる?
MOG抗体がMOGにくっつくと、免疫の反応によって炎症が起こり、ミエリンが傷つきます。

ミエリンが傷つくと神経の信号がうまく伝わらなくなるため、炎症の場所によって、目が見えにくい、手足がしびれる、力が入りにくいなどの症状が現れます。
MOG抗体が陽性なら、MOGAD?
MOGADの診断では、MOG抗体検査が重要です。血液や脳脊髄液(髄液)を調べて、MOG抗体が陽性かどうかを確認します。
ただし、抗体検査がすべてではなく、検査結果だけでMOGADと診断されるわけではありません。神経診察やMRI検査の結果などを総合して診断します。
また、血液ではなく、髄液だけでMOG抗体が陽性になることもあります。
日本では、MOG抗体検査は保険適用になっていません。
抗体検査は繰り返し行う?
MOG抗体検査は、経過観察のために繰り返し行うことはあまりありません。検査が保険適用になっていないことも、その理由のひとつです。
通常は、抗体の値を追うよりも、症状や再発の有無など、病状をみながら治療を検討していきます。
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2026年09月12日(新規公開)
監修:MSキャビン編集委員
出典:MSキャビン「MOG抗体とは?MOGADとの関わり」
URL:https://www.mscabin.org/mogad-easy/what-is-mog-antibody/
(新規公開:2026年09月12日)






