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大阪セミナー

こんにちは。中田です。大阪セミナーに行ってきました!

東海道新幹線は5年ぶりくらいかもしれません。

まだ在来線の乗り換えは厳しいので、東京駅までは自家用車、京都駅の往復は近藤先生にお世話になりました。

とにかくたどり着くのが精一杯で、写真はほとんど撮れていません。
m(_ _)m

準備は全部、藤井先生がお1人でしてくださって、申し訳ないやら感激やらでした。帰りもギリギリとなってしまったので、片付けもお手伝いできず。

先生方のお話は少し難しめだったかな。そして関西開催のわりには緊張感漂う感じだったので、ご質問を促したり私自身の話もしましたが、個別相談の時間に参加者同士で集まれるようにするとか、もう少し工夫できたかもしれないと振り返っています。

近藤先生のMSのお話は、疫学からMSの経過、治療など、特に「進行」「非典型」を意識したお話が多かった印象です。

中でも実践的だなと思ったのは、MSの高次脳機能障害について。2つのことを同時にするのが難しい場合は「いっぺんに進めようとしない」「1つを終えてから2つ目に着手する」。理解するのが難しい場合は「言われたことを復唱する」。

あと、日常生活の中ではできるだけ紫外線を浴びようというお話や、疲労の対処として、薬が影響している場合もあるから、服用している薬を時々見直してもらうといいというお話も参考になりました。

藤井先生のNMOSDとMOGADのお話は、NMOSDが分かるまでの歴史や病気が起こるメカニズム、症状や治療などまんべんなく学べました。NMOSDとMOGADの視神経炎の違いも勉強になりました。

ここ数年でガラッと変わったNMOSDの予防治療については、特にグルココルチコイド(ステロイド)に対する考え方がなるほどでした。グルココルチコイドは「もう使わない」ではなく「上手に使う」。免疫抑制薬や生物学的製剤についても、それぞれの注意点を学べました。

MOGADの診断についてはやはり抗体測定が大切。ただ、血液だけでいいのか、髄液でも測定した方がいいのかなど、その測定法と解釈は難しいことも分かりました。

20人くらいのご参加があったかと思います。いつもSNSやメールでやり取りしている方と実際にお話できて、対面の良さを思い出しました。

ご参加くださった方々、声をかけてくださった方々、ありがとうございました!

余談

大阪は結構な雨で東京よりも寒いなと感じましたが、東京に戻ったら同じ雨と寒さ(笑)

しかもその雨のせいでタクシー乗り場がものすごい行列。お陰で在来線の乗り換えにチャレンジできました。

八重洲口から山手線までは遠く、途方に暮れましたが、手前に上野東京ラインがあることに気付き、何とか上野までたどり着きました。

足を引きずりながらタクシー乗り場に到着し、10人くらい待って、乗れました。

こういうこともあるだろうから、やっぱりロフストランド杖にすればよかったと反省しました。

ですが総合的に、久しぶりの対面セミナーに参加してよかったと思っています!

実は翌日は大腸内視鏡検査で、帰宅後すぐ下剤を飲んだら効きすぎて夜ろくに寝られず、検査後の午後にようやく寝られました。十分に休めて今は元気にしています☆

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