情報誌のご案内

最新号 | 138号(2026年1月30日発行)

多発性硬化症(MS)・視神経脊髄炎(NMOSD)・MOG抗体関連疾患(MOGAD)の情報誌「バナナチップスPlus」最新号(第138号・2026年冬号)を発行しました。
電子版はこちらです

目次

  • 特集:MS・NMOSD・MOGADと再発
    大橋高志 先生/鎌ケ谷総合病院
  • 医療相談(MS):主治医に伝えても反応が薄い
    富沢雄二 先生/順天堂大学医学部附属順天堂医院
  • 医療相談(NMOSD):症状はこの先ずっと残りますか?
    池口亮太郎 先生/東京女子医科大学
  • 医療相談(MOGAD):症状の変動と受診のタイミング
    蕨 陽子 先生/東京都立神経病院
  • ニュース(MS):EBウイルスワクチン第2相試験実施中、コーヒーとMSの関係(2025年)、マクドナルドの診断基準改訂
  • ニュース(NMOSD):NMOSDで見られる運動異常、抗体陰性NMOSDの特徴
  • ニュース(MOGAD):現時点の治療の総説 ー再発予防から妊娠期の治療まで、再発しやすい人・いま出ている症状は再発?ー検査結果から予測
  • おくすりのこと:どうなったら治療薬を見直す?
    渡邉 充 先生/九州大学病院
  • 単語:ウートフ現象
    高井 凜 先生/順天堂大学医学部附属順天堂医院
  • 寄稿:日本NMOSD/MOGADレジストリ
    宮﨑雄生 先生/北海道医療センター
  • 知恵袋:再発時の過ごし方と注意点
  • みんなのストーリーズ:できることや楽しめることを大切に(MS)、早期診断と治療で、元の生活へ(NMOSD)、「今を生きる」という選択(MOGAD)
  • 日常生活のおはなし:再発の原因探しよりも
  • ドクター・インタビュー:一人ひとりの病態を描きながら治療を考える
    奥野龍禎 先生/大阪大学医学部附属病院
  • ひみつさんレシピ:白まいたけともやしの腸活ナムル、まいたけと豚とレンコン炒め
  • オンライン版限定記事:症状はどのように観察すればいい?(MS)、「予防治療はずっと」って…(NMOSD)、MOG抗体とのつきあい方を考えよう(MOGAD)
Banana Chips Plus 138号 表紙(MS・NMOSD・MOGAD)
137号 表紙
Banana Chips Plus 138号 目次(MS・NMOSD・MOGAD)
137号 目次

今号も、医療の専門家の解説と、日常に寄り添う記事をまとめました。
その「見どころ」をいくつかご紹介します。

特集 | MS・NMOSD・MOGADと再発

今号の全体テーマは「再発」です。

再発とは「新しい症状が出るか、もともとあった症状が悪化して24時間以上続き、発熱や感染がなく、典型的な診察所見がある状態」とされています。
ただ、何か症状が変化した時に、これに当てはまるのかどうか、悩んでいる人が多いのではないでしょうか。

そこで特集「MS・NMOSD・MOGADと再発」では、鎌ケ谷総合病院大橋高志先生から、患者さんとご家族が知っておきたい再発に関する知識をまとめていただきました。

どのような状態を再発と判断するのか、再発時にどのように治療するのか、再発を繰り返したらどうなるのかなど、専門医の視点でわかりやすく書かれています。

そして3つの疾患どれも、再発予防治療の選択肢がいくつかあります。治療を選ぶ時は何をどのように考えたらいいのか、これから予防治療を始める人にとっても、すでに始めている人にとっても参考になる内容です。

再発は嫌なものですが、恐れすぎず、でも軽く考えすぎず、今後どう向き合っていけばいいか、考え方が整理できそうです。

最後に編集部から、「再発と向き合うということ」という短いメッセージを掲載しています。

特集:MS・NMOSD・MOGADと再発|Banana Chips Plus 138号
バナナチップスPlus138号 特集 | MS・NMOSD・MOGADと再発

医療相談(多発性硬化症)| 主治医に伝えても反応が薄い

「症状が気になる時は主治医に相談を」と言うけれど、主治医に伝えても反応が今ひとつ…といったことはありませんか?
伝え方がまずかったのか、主治医が忙しいだけなのか、もやもやしながら診察室を後にすることも少なくないのでは。

これについて順天堂大学医学部附属順天堂医院 富沢雄二先生にご回答いただきました。主治医は患者さんの訴えをどのように受け止め、頭の中で何を考えているのかが解説されています。

また、「年齢的なものですね」「加齢ですね」と言われたことがある人もいるのではないでしょうか。この言葉が発せられる背景について、また、患者さんはこう言われた時にどう受け止めたらいいか、なども提案されています。

診察室でのお医者さんの考え方がよくわかり、主治医の反応が薄い=悪いことではないことが理解できる内容になっています。

医療相談(MS):主治医に伝えても反応が薄い|Banana Chips Plus 138号
バナナチップスPlus138号 医療相談(MS) | 主治医に伝えても反応が薄い

医療相談(視神経脊髄炎)| 症状はこの先ずっと残りますか?

急性期の治療をしたのに症状が残っていて、この症状は良くなるのか残ったままなのか、治療後に新たに出てきた症状は何なのか、どうすればいいのか、再生医療は受けられないのか…
急性期治療後の症状について、これまで多くの質問が寄せられています。

これについて東京女子医科大学池口亮太郎先生にお答えいただきました。筋力の低下、感覚の症状、視力、それぞれ改善が期待される期間を、主に先生のご経験から解説されています。

また、発症年齢や生活習慣、併存する病気との関連についての報告にも少しだけ触れられています。

医療相談(NMOSD):症状はこの先ずっと残りますか?|Banana Chips Plus 138号
バナナチップスPlus138号 医療相談(NMOSD) | 症状はこの先ずっと残りますか?

医療相談(MOG抗体関連疾患)| 症状の変動と受診のタイミング

MOGADでは約半数が5年以内に再発するといわれいて、自分が再発する側なのかしない側なのか、そのような気持ちの中で症状に変化があると特に不安になってしまうのではないでしょうか。

これについて東京都立神経病院蕨 陽子先生にお答えいただきました。前提としてMOGADはまだ分からないことが多いため、読者さんが混乱しないように、私たちがこれまで発信してきた情報を基準に、そこに先生のお考えを加える形でご解説いただいています。

MOGADの患者さんが症状の変化を訴えた時、主治医は何を観察してどう判断するか、治療をどう考えるか、再発予防で使われるグルココルチコイド(ステロイド)の使い方についても触れられていて、現時点での日本のMOGADの治療がすっきりまとめられた記事になっています。

医療相談(MOGAD):症状の変動と受診のタイミング|Banana Chips Plus 138号
バナナチップスPlus138号 医療相談(MOGAD) | 症状の変動と受診のタイミング

おくすりのこと | どうなったら治療薬を見直す?

予防治療をしているのに再発があった場合、その治療を続けたほうがいいのか、変えたほうがいいのか、迷うことがあります。

このテーマは九州大学病院渡邉 充先生にご解説いただきました。そもそもどのような基準で治療薬を選ぶのか、どうなったら治療変更を考えるのか、そして切り替えた場合のデメリットと注意点についても書かれています。

治療薬の選択・見直しは個々人で選択が変わることが理解できる内容になっています。

最後に編集部から「今の自分に合った治療法を考える」として、考え方の3つの視点をご紹介しています。

おくすりのこと:どうなったら治療薬を見直す?(MS・NMOSD・MOGAD)|Banana Chips Plus 138号
バナナチップスPlus138号 おくすりのこと | どうなったら治療薬を見直す?

単語 | ウートフ現象

ウートフ現象とは、体温が上がると、視力低下やしびれ、筋力低下などの、過去に経験した神経症状が一時的に悪化して、体が冷えると元に戻る現象です。

「これはウートフ?それとも再発?」「ウートフが何度も起こると病状が悪くなる?」「温度以外にも何か環境要因がある?」など、とても多くの患者さんから質問が寄せられます。

これについて順天堂大学医学部附属順天堂医院高井 凛先生にご解説いただきました。ウートフ現象のメカニズムから再発との違いのポイントまで、わかりやすく書かれています。

このウートフ現象は真夏に多い話題ですが、実は冬にも困っている人がいます。そこで編集部から、「冬のウートフ現象」として、そのチェックと対策をご紹介しました。

単語:ウートフ現象(MS・NMOSD・MOGAD)|Banana Chips Plus 138号
バナナチップスPlus138号 単語 | ウートフ現象

以上、簡単ですが見どころをご紹介しました。

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バナナチップスPlusは、病気の理解や日々の工夫に役立つ情報をお届けしている情報誌です。
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