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第40回日本神経治療学会学術集会

こんにちは。中田です。
日本神経治療学会の第40回学術集会にお邪魔してきました!
第40回日本神経治療学会学術集会

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久々の新幹線

ただいま公共交通での移動が困難です。4時半に起きて、家族に上野駅まで送ってもらい、中央改札口から休み休み、自力でホームに向かいました。T字杖利用。

6:26上野発やまびこ201号。新幹線は何年ぶりだろう? スライドを最終チェックしながら向かいます。7:55郡山着。 

見っけ☆

この看板の裏にあるドトールで、今さっき起きましたみたいな近藤先生と待ち合わせして少しおしゃべり。

郡山は何度か講演会をした所。いろんな思い出があります。みんなどうしてるかな。

駅から会場まではタクシーで数分。スライドの接続チェックがあるから、すぐにPC受付に向かいます。すでに散々お世話になっている事務局の人が案内してくれて、無駄な動きはしないで済みました。

メディカルスタッフ・シンポジウム

私は今回、ココに呼んでいただきました。

診療はお医者さんと患者だけではなく、他の医療従事者も共にチームとして参加。時に患者団体も。という構成でした。

というわけで私からは、キャビンは情報提供活動を主としていることや、日々こんなお問い合わせがあること、そして先生や医療従事者の方々に伝えたいことをお話ししました。

最後の最後までスライドに入れるかどうか悩んだのは「患者の話を受け止めてほしい」といった要望です。ここは文字化すると文句を言ってるみたいな気がして、結局、口頭で述べることにしました。スライドなしだけど時間とりました。

このセッションは会場からのご質問はなく、全て座長の先生からのご質問だけだったので、私の話がどこまで届いたかは分かりません。ただ、お伝えするだけはできたかなと思います。

参ったのは暑さで、マスク着用でしゃべり始めたらそれが増強し、ウートフが顔を出し始めました。このままではもたないと思って開始早々、マスクを外させてもらいました。一瞬で反応してくれた荻野先生に深く感謝します。

「リツキシマブを使いこなす」

その後は、3疾患に関連がある演題を2つ、聴かせていただきました。まずは全薬工業株式会社のランチョンセミナー「第四のNMOSDの治療薬 〜リツキシマブを使いこなす〜」。この薬の医師主導治験を行った田原将行先生(宇多野病院)のお話です。

主催者ではないので内容は報告できませんが、この薬はこれから少しずつ使われるようになっていくんだろうなと思いました。ステロイドの併用のあたりは、もう少し自分でも知識を深めないとと思っています。

あとは中島先生が難しい質問をしておられて、実はその質問は、先日公開したうちの動画(分子標的薬の④)で、難解過ぎてカットした内容。終了後に会場におられた三須先生に改めてお聞きして、田原先生も一緒になって説明してくださったけれど、やっぱり難しかったです。

今日のお話や、また今後の使用経験の積み重ねでお伝えすべきことが出てきたら、本ホームページの「リツキサン」を更新していきます。

「中枢神経炎症性脱髄疾患の最近の進歩」

次に教育講演14「中枢神経炎症性脱髄疾患の最近の進歩」を聴かせていただきました。中島先生のお話で、座長は富山大学の中辻裕司先生です。

こちらも詳細は報告できませんが、内容はざっくりと、再発寛解型多発性硬化症の治療、視神経脊髄炎の再発予防薬、MOG抗体関連疾患の疫学調査報告の一部。MOGADの疫学調査報告は最新の情報ですが、他は、うちのYouTubeを追っていただければ、だいたい付いていけていると思います。

終わってから、午後ずっと一緒に動いていた水野昌宣先生(岩手医科大学)と写真を撮っていただきました☆

東日本なら行ける

そして14:31郡山発のやまびこ142号。

帰りは少し混んでいて、隣がいない座席に座っていたら車掌さんが「ここは次の宇都宮から乗ってくる」「隣の車両にキャンセル出たからこちらにどうぞ」と、杖を見て荷物を持ってくれて、親切にしてもらいました。ありがとうJR。

杖といえば帰りの上野駅では、この杖がロフストに変身してくれないかなと願いつつ、次の柱まで歩いて休み、また次の柱で休み、という具合で、タクシー乗り場に到着しました。

という具合に移動はものすごく遅いですが、でも上野駅つまり東日本の新幹線なら乗れることが確認できました☆

東海道はまだ無理だと思います。東京駅のあの広さは・・・

おいしそうなお米と、あと学会マスクをたくさんいただきました!

本当にお世話になりました。ありがとうございました!!!

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