多発性硬化症(MS)・視神経脊髄炎(NMOSD)・MOG抗体関連疾患(MOGAD)の情報誌「バナナチップスPlus」最新号(第139号・2026年春号)を発行しました。
139号では「病気のマネジメント」をテーマに、再発との向き合い方や日々の工夫など、さまざまな視点から整理しています。
今のご自身に合うものから、少しずつ見つけていただけたらと思います。
目次
- 特集:病気にどう向き合っていく?
新野正明 先生/北海道医療センター 副院長 - 医療相談(MS):予防治療を始めたくない
村上千恵子 先生/弘前大学医学部附属病院 脳神経内科 - 医療相談(NMOSD):副作用の方が不安
吉倉延亮 先生/岐阜大学医学部附属病院 脳神経内科 - 医療相談(MOGAD):無治療で様子見はだめ?
髙井良樹 先生/東北大学病院 脳神経内科 - ニュース(MS):MSに対する点鼻薬の臨床試験、飲み薬の新しいMS治療「フェネブルチニブ」。進行型MSに新しい治療の可能性「トレブルチニブ」、カフェインとMSの疲労 ― 小規模試験の結果、抗CD20抗体薬と麻疹・水痘の免疫
- ニュース(NMOSD):補体阻害薬を急性期に使う可能性、再発が生活に与える影響、新しい治療薬は再発をより抑えられる?、抗体陰性NMOSDにもB細胞治療が有効?、新しい薬 ― ダラツムマブ試験
- ニュース(MOGAD):予防治療中止に関する2つの研究ー治療中止の目安ー、「サトラリズマブ」第3相試験で有効性を確認、妊娠・出産と疾患活動性
- おくすりのこと:グルココルチコイド
近藤 誉之 先生/九州大学病院 - 単語:バイオマーカー
富沢 雄二 先生/順天堂大学医学部附属順天堂医院 脳神経内科- EBウイルス抗体「EBNA-1」がMS鑑別の新たな手がかりとなる可能性
- 寄稿:European Charcot Foundation「Update on NMOSD and MOGAD」開催報告
中島 一郎 先生/東北医科薬科大学医学部脳神経内科学- 一般演題口演 最優秀演題賞「単球と補体を介した視神経脊髄炎の病態解明」
荒武由利子 先生/国立精神・神経医療研究センター神経研究所 免疫研究部。京都大学大学院医学研究科 臨床神経学
- 一般演題口演 最優秀演題賞「単球と補体を介した視神経脊髄炎の病態解明」
- 知恵袋:主治医に連絡する〜医療者側のホンネ〜
- みんなのストーリーズ:座って歌う、それでいい(MS)、早期診断と治療で、「試練を受け入れて」の言葉と病気との共存(NMOSD)、見えない不安と、信頼できる先生と(MOGAD)
- 日常生活のおはなし:無理を分散させて、うまく回復
- ドクター・インタビュー:患者さんをサポートする黒子でありたい
作石かおり 先生/帝京大学ちば総合医療センター 脳神経内科 - オンライン版限定記事:進行ってどんな状態?(MS)、「スペクトラム」って何?(NMOSD)、どうして個人差が大きい?(MOGAD)


今号も、医療の専門家の解説と、日常に寄り添う記事をまとめました。
その「見どころ」をいくつかご紹介します。
特集 | 病気にどう向き合っていく?
今号の特集テーマは「病気にどう向き合っていく?」です。
MS・NMOSD・MOGADとともに生きていく中で、つい「どう戦うか」と考えてしまいがちですが、この特集では「戦うのではなく、うまく付き合っていく」という視点が示されています。
そのために大切なのは、「病気を知ること」と「自分の状態を知ること」。どのような経過をたどる可能性があるのか、どんな治療があり、何を目指すのか——そうした「傾向と対策」を整理することで、これからの見通しが少しずつ見えてきます。
また、「理想の状態」と「今の自分の状態」を見つめ直し、何を大切にしながら治療を選んでいくのかを考えるヒントも示されています。再発や進行への向き合い方、通院や日常生活で意識したいことまで、専門医の視点で丁寧に解説されています。
病気を必要以上に恐れず、かといって軽く見すぎず、自分なりの向き合い方を見つけていく——そのための土台になる特集です。

医療相談(多発性硬化症)| 予防治療を始めたくない
多くの方が一度は「予防治療を始めたくない」と感じるかもしれません。
診断されたばかりで気持ちが追いつかない中、「今は元気に近いのに、なぜすぐ治療を?」と感じるのはとても自然なことです。
本記事では、そうした戸惑いに寄り添いながら、MSの治療の考え方が丁寧に解説されています。
MSの治療は、再発した時の治療だけでなく、「再発を防ぎ、将来の状態を守る治療」が重要とされています。いわば「未来の自分のための治療」という視点が紹介され、なぜ早期からの治療が勧められるのかが理解できます。
また、治療薬の選び方についても、効果や安全性、生活スタイルや将来のライフプランなど、どのようなポイントをもとに考えていくのかが整理されています。
迷いや不安を抱えながも、自分なりに納得できる選択をしていくためのヒントが詰まった内容です。

医療相談(視神経脊髄炎)| 副作用の方が不安
「副作用の方が不安」というテーマは、治療を続けていく中で多くの方が直面する悩みです。
症状が改善してきた一方で、感染症などのリスクに意識が向き、「このまま治療を続けていいのか」と不安になることがあるかもしれません。
本記事では、そうした気持ちに丁寧に寄り添いながら、NMOSDの治療とリスクの考え方が解説されています。
治療に伴うリスクを、ただ怖いものとして捉えるのではなく、「正しく知り、対策をとることでコントロールしていくもの」として整理されています。
また、日常生活への影響が大きい場合には、薬の変更を含めて検討することも決して特別なことではない、という視点も示されています。
さらに、NMOSDの治療は時間の流れの中で考えていくことが大切であることや、病気や治療への向き合い方が少しずつ変化していく過程についても触れられています。
不安があっても、自分にとって無理のない形で治療と向き合っていくためのヒントが詰まった内容です。

医療相談(MOG抗体関連疾患)| 無治療で様子見はだめ?
「無治療で様子見はだめ?」というテーマは、MOGADと診断されたばかりの方にとって、とても切実な悩みです。
症状が改善してきた一方で、ステロイドによる外見や体調の変化に戸惑い、「このまま治療を続けるべきか」と迷うことがあるかもしれません。
本記事では、そうした気持ちに寄り添いながら、MOGADの経過や治療の考え方が解説されています。
MOGADは、再発する場合としない場合があり、発症初期の段階ではその見極めが難しいとされています。そのため、安易に治療を中止することにはリスクがある一方で、副作用を軽減しながら再発を防ぐための方法についても具体的に示されています。
また、ステロイドの減量の考え方や、他の治療選択肢、今後期待されている新しい治療についても触れられており、現時点でのMOGAD治療の全体像を整理することができます。
「やめたい」という気持ちも大切にしながら、不確実さと向き合い、自分に合った治療を考えていくためのヒントが詰まった内容です。

知恵袋 | 主治医に連絡する〜医療者側のホンネ〜
病院への連絡に迷ったときに知っておきたい、医療者側の考え方や実際の対応について紹介しています。
「こんなことで連絡していいのか」「忙しそうだから遠慮した方がいいのでは」と感じることはないでしょうか。
本記事では、そうした気持ちに触れながら、「おかしいと感じたときはつながってほしい」という医療者からの率直なメッセージが語られています。
また、電話相談の流れや、医療者がどのように判断・対応しているのかが具体的に紹介されており、「連絡したらどうなるのか」がイメージしやすくなっています。
あわせて、症状の伝え方のポイントなど、実際に役立つヒントも整理されています。
さらに編集部からは、「連絡してよかった」と感じたケースも紹介しており、「迷ったときにどうするか」を考える上での安心材料になります。
遠慮や不安で一人で抱え込まず、医療者とつながることの大切さをそっと後押ししてくれる内容です。

以上、簡単ですが見どころをご紹介しました。
バナナチップスPlusを読むには
バナナチップスPlusには冊子版と電子版があります。
まずは冊子でじっくり読みたい方も、「いつでも見返したい」「外でも読みたい」と感じたタイミングで、電子版に切り替える方もいらっしゃいます。
ご都合のよい方法をお選びください。
冊子版
年4回お届け・年3,000円(送料込)
手に取って読める安心感。必要なときに見返しやすく、手元に残しておけます。
電子版
すぐ読める・年3,000円
スマホ・タブレット・PCで閲覧可能。外出先でもすぐに読むことができます。
バックナンバーもすべて読めます。
当法人では、正確な情報をより早く、必要とする方へ届けるため、国際的な医学雑誌の指針に基づき、生成AIを補助的に活用しています。
最終的な内容の確認と責任は、これまで通り編集部がすべて担っています。
本記事は、情報誌の原稿をもとに下記生成AIを補助的に活用しながら作成しました。
要約・推敲:ChatGPT-5.3[OpenAI]
2026年4月時点で利用可能なバージョン・モデル・機能を活用し、その仕様に基づいています。






